公開日:2022年3月22日
日々の洗浄作業を見直しましょう
近年、企業における人手不足は、非常に深刻な問題となっており、特に中小企業においては厳しい状況となっています。この背景には、少子高齢化による生産年齢人口などの構造的な問題があり、人手不足は中長期的に続く可能性があるとも指摘されています。食品工場においても生産性向上のため、業務効率化を日頃から検討されていると思います。
そこで今回は、日々の洗浄作業の見直しによる業務効率化について、ご紹介いたします。
洗浄作業の見直しのポイント
食品工場内の洗浄作業では食品製造ラインのスタッフが兼任することが多いため、業務効率化に向けた見直しのポイントには、洗浄剤と洗浄方法の適切な選択、洗浄作業の平準化、効率的な運用などが挙げられます。
洗浄剤については、対象の汚れや目的に応じて選定することが重要であり、付着する汚れの種類に応じて使い分ける必要もあります。
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洗浄作業については、最適な洗浄結果を得られるように、洗浄頻度や洗浄方法(洗剤の濃度や洗い方など)を定め、SSOP(衛生標準作業手順書)への落とし込みを進めることが重要です。これまでの洗浄作業を見直す際には、SSOPに基づいて現状と比較しながら、洗浄濃度や洗浄時間などを検討して最適化を図ることになります。洗浄方法を設定した後でも、加工する食材は変化しますので、汚れ物質分析や微生物検査などの検査手法を用いて定期的に効果検証を行うことが重要となります。
洗浄作業の効率化について
ライオンハイジーンでは、機能性に優れた洗浄剤と洗浄機器により「洗浄作業の効率化」をご提案いたします。今回は、除菌洗浄剤と発泡洗浄システムをご紹介いたします。
●洗浄剤:除菌洗浄剤
食品工場では食品が直接触れる加工機器や製造ラインの隅々まで洗浄・除菌する必要があります。そのため、中性洗剤を使用した場合には、「洗浄」後にアルコールでの「除菌」工程が必要となります。一方、加工機器用に開発された除菌洗浄剤は、除菌効果のある成分が含まれており、「洗浄」と「除菌」が同時にできるため作業効率化が図れます。
●洗浄機器:発泡洗浄システム
発泡洗浄システムは、洗浄剤を濃密な泡にしてノズルから噴射するシステムです。濃密な泡が汚れを包み込むことで、こすらなくても簡単に汚れを落とす洗浄方法です。工場内の壁や床のみならず、コンベアや加工機器などを分解することなく洗浄できますので、効率よく洗浄することができます。
この発泡洗浄システムに対応した洗浄剤を複数ご用意しておりますので、対象となる汚れに応じて、最適な洗浄剤を選択いただけます。
発泡洗浄システムを用いることで、床や壁などの幅広い面の洗浄や加工機器の分解・取付の時間を短縮することができるため、製造品目の切替時の洗浄作業を効率的に行うことができます。
ライオンハイジーンからのご提案
ライオンハイジーンでは、食品工場用に開発された洗浄剤ラインナップから、お客様の作業環境に適した洗浄剤と洗浄方法をご提案しております。また、SSOPへの落とし込みもサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。