流行性角結膜炎(Epidemic keratoconjunctivitis (EKC))について解説します。
流行性角結膜炎とは
「流行性角結膜炎」は、眼の感染症です。感染力が強く、「はやり目」ともよばれます。「アデノウイルス」によって引き起こされ、1~5歳を中心とする小児に多いですが、成人も含み幅広い年齢層にみられます。
感染経路
ウイルスが付着した手やティッシュペーパー、タオル、洗面器など患者が触れたものを介して感染する「接触感染」が主要な感染経路です。感染力が強く、特に人が濃密に接触する機会の多い職場や家庭、眼疾患をもつ患者さんの集まる病院で流行的発症がみられます。
潜伏期間
8~14日
主な症状
急に発症し、結膜炎の症状(目の充血、まぶたの腫れ、目ヤニ・涙が出るなど)があらわれます。通常は発病後2~3週間程度で治ります。角膜に炎症が及ぶと透明度が低下し、混濁は数年に及ぶことがあります。
国内流行時期
例年、8月を中心とした夏期に流行します。ただし、アデノウイルスは1年中活動しており、夏以外にも流行することがあります。
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