手足口病（Hand,Foot,and Mouth disease (HFMD)）について解説します。
手足口病とは
「手足口病」は、口の中や手足などに水疱性の発疹がでる感染症です。子どもを中心に流行し、そのほとんどが、5歳以下の乳幼児で占めています。主に「コクサッキーウイルス」や「エンテロウイルス」によって引き起こされます。
感染経路
患者の咳やくしゃみなどによって感染する「飛沫感染」、水疱の内容物や便に含まれるウイルスが手指や物を介して感染する「接触感染」が主要な感染経路です。
潜伏期間
3～5日
主な症状
口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに米粒大（2～3mm）の水疱性の発疹があらわれます。発熱は約3分の1にみられますが軽傷で、通常高熱が続くことはありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治りますが、まれに合併症を引き起こすことがあります。
国内流行時期
例年、夏を中心として発生し、7月下旬に流行のピークを迎えます。
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