公開日:2022年3月22日
洗浄品質安定化に重要なのは?
リネンサプライやダストコントロールなどのクリーニング業において、リネンの洗浄品質の安定化は、お客様から依頼されたリネンの品質を維持する上で、非常に重要な要素です。洗浄品質の安定化には、①被洗物に応じた適切な洗浄条件設定と、②その条件を維持する現場のオペレーションの2つが重要となります。現状、それらは経験豊富な熟練者の技術に委ねられており、人手不足の中で技術やノウハウの継承を含め、「永続的な運用管理がむずかしい 」「洗濯業務を効率化できないか」などの声も多く聞かれます。
業界の衛生基準をしっかりと守り、洗浄品質を安定させつつ洗濯業務を効率化するためには、洗浄条件設定と現場オペレーションの両者を適切かつ簡便に管理・運用していく必要があります。
ここでは、リネンの洗浄品質の安定化と洗濯業務の効率化について、ライオンハイジーンの新しいソリューションをご紹介します。
洗浄条件を適切に設定するには
洗浄条件は、リネンに付着している汚れの度合いや種類、繊維の種類、個別の仕上り要望などを踏まえて設定する必要があります。設定する項目も、洗浄時間や温度、薬剤処方など多岐にわたります。特に薬剤処方については、複数の薬剤を組み合わせて設定し、実際に洗浄したリネンの仕上がりを確認しながら最適化を図ることになります。洗浄品質を上げるだけなら個々の薬剤量を増やせばよいのですが、当然コストも増加してしまいますので、再洗率を意識しながら適切な薬剤の種類と量を設定していきます。
ライオンハイジーンでは現場ごとに最適な薬剤処方をお客様と一緒に構築していきます。お気軽にご相談ください。
現場オペレーションの標準化
現場のオペレーションでは、被洗物ごとに設定した洗浄条件を適切に管理・運用することが求められます。一般的な薬剤処方では、洗濯用の主洗剤に加えて、助剤や柔軟剤、除菌・抗菌剤、糊剤など複数の薬剤を使用しますので、処方ごとの薬剤の投入管理がポイントとなります。たとえばいまだに多く扱われている粉末タイプの洗剤では、洗濯機へ自動投入する際に事前の溶解作業が必須です。重たい洗剤を何度も水に投入する作業が大変な重労働となっています。このように、現状、リネンの洗浄品質を左右する処方の投入管理は、その多くが人に頼ったオペレーションです。ヒューマンエラーも発生しやすく、現場独自の技術やノウハウとしてのみ、継承されています。その蓄積された技術やノウハウを標準化することこそ、洗浄品質安定化と洗濯業務の効率化を両立する鍵といえるわけです。
ライオンハイジーンでは、最新のソリューションで現場のオペレーション標準化につながるご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
最新のソリューションのご紹介
ライオンハイジーンでは、薬剤の変更(濃縮液体洗剤シリーズ)と薬剤投入の自動化(自動供給装置)により、リネンの洗浄品質安定化と洗濯業務の効率化をご提案いたします。
<濃縮液体洗剤シリーズ>
薬剤については、高性能な濃縮液体洗剤シリーズをご提案いたします。①薬剤の溶解・撹拌が不要、②粉の舞い上がりの心配がない、③薬剤の補充回数削減、などの特長があります。様々な機能の製品をラインナップしておりますので、お客様のご要望に幅広くお応えすることが可能です。
<自動供給装置>
ライオンハイジーンの濃縮液体洗剤シリーズの薬剤投入には、自動供給装置のLDASS(エルダス)をご提案いたします。LDASSは薬剤の自動投入を管理するシステムですので、現場オペレーションの標準化を可能にします。複数の薬剤処方の設定を記録することができますので、被洗物の種類や汚れの状態を見ながら、誰でも簡単に薬剤処方を切り替えることができます。また、流量計とIoT機能も搭載しており、薬剤処方ごとに薬剤を正確に供給するだけでなく、投入量などの洗濯データが自動でクラウドに記録されます。離れた場所でも設定条件どおり洗濯工程が進んでいるかなどの情報を確認できますので、現場のオペレーションが大きく変わり、洗濯業務の効率化に貢献します。
ライオンハイジーンからのご提案
ライオンハイジーンでは、粉末洗剤の洗浄力に負けない「高性能な濃縮液体洗剤シリーズ」と、定量性に優れたIoT機能搭載の自動供給装置LDASSをご提案いたします。
リネン洗浄の専門知識を持つセールスがお客様の現場状況に応じてご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。