公開日:2022年3月22日
洗剤のコストを正しく比較する
介護施設内で使用する洗剤類は毎日たくさん使う消耗品ですので、少しでもコストを抑制して、施設運営の利益改善に繋げたいのではないでしょうか。
介護施設で使われる業務用の洗濯洗剤には、粉末や液体などの種類があり、サイズも使用量の目安も様々です。今回は、消耗品の洗濯洗剤のコストを一緒に比較してみましょう。
1個ではなく1回いくらで比較
施設における洗剤コストの比較においては、商品1個当たりの価格の比較だけでなく、ひと手間掛けて1回あたりのコストも比較することをオススメします。
同じ用途の洗剤同士のコストを正しく比較することで、コスト削減の選択肢が広がります。
コストの比較の手順は以下の通りです。
まずは、1回の洗濯に使う洗濯洗剤の使用量の目安を確認しましょう。
ラベルの裏面などに 水○○Lに対して○○gなどと記載されています。
これを参考にして、購入価格から同じ水量で1回あたりの洗濯のコストを計算します。
<例>
(洗濯洗剤A) 1本4 kg、2,500円、水65Lに対して60g使用する洗剤
※柔軟剤や漂白剤なども同じように比較できます。 |
上記事例の場合(65Lで比較) | 比較 | |||||
購入金額 | 容量 | 使用量 | 使用回数 | 1回コスト | ||
洗濯洗剤A | 2,500円 | 4kg | 60g | 66.7回 | 37.5円 | Bよりも少ない金額で購入できるメリットがありますが、1回の洗濯コストは割高になります。 |
洗濯洗剤B | 3,600円 | 4kg | 25g | 160回 | 22.5円 |
Aよりも購入金額は高いですが、使える回数が多いので、1回の洗濯コストを抑えることができます。 |
このように購入候補の洗剤について、それぞれ1回使用あたりのコストを計算し、横並びで比較して、施設の環境にあわせて選択しましょう。また、洗濯洗剤を替えると、洗濯後の衣類の仕上り(汚れ落ち、風合い、香りなど)が変わることもあります。コストの比較とあわせて、実際に洗濯して衣類の仕上りも確認しましょう。
なお、洗剤の使用量は必ず守りましょう。多すぎるとムダなだけでなく、すすぎが不十分になる恐れもあります。逆に少なすぎると、汚れが十分落ちなくて二度洗いの手間が発生したり、衣類の劣化が進む原因になったりします。
すすぎ1回で、水道光熱費を削減
すすぎ1回の洗剤も増えております。すすぎ1回の洗濯が可能な洗濯機であれば、洗濯の時間が短縮されるだけでなく、水道代や電気代なども節約できますのでオススメです。
ライオンハイジーンからのご提案
ライオンハイジーンでは、介護施設で使用される洗濯用洗剤を幅広く取り扱っております。
「すすぎ1回の洗剤」や「抗菌や消臭効果のある洗剤」、「大型ランドリーに対応した洗剤」と自動供給装置もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。