公開日:2023年3月31日
衛生管理に直結「洗浄不足」問題
食品工場において、日々の洗浄と除菌は衛生的な環境を保つ上でも欠かせません。しかし、食品特有の「落ちにくい汚れ」に頭を悩ませていませんか?このようなお悩みは洗浄不足に起因することが多く、問題を放置すると製品への異物混入や製品中の菌数増加など、製品品質に悪影響を及ぼすおそれがあります。
今回は、食肉加工工場における「洗浄のお悩み解決」の事例をご紹介いたします。
「洗浄不足」改善のポイント
食肉加工工場の汚れは、畜産加工品特有の動物油脂や血液などが複合したものです。この汚れはとても落ちにくいため、工場の品質管理部門や製造部門の方から、加工する設備や器具などを洗浄しているにも関わらず、「加工ラインの汚れが、なかなか落ちない」、「床や排水溝からの異臭がする」といった悩みを相談されることがあります。
このような洗浄不足を改善するためには、<適切な洗浄剤の選定>と<正しい洗浄オペレーション>の2つがポイントになります。
「そんなことで?」と思われるかもしれませんが、このポイントをおさえることで、汚れに対して最適な洗浄が可能となるからです。
<適切な洗剤の選定>
いくら洗浄力が高い洗剤を購入しても、汚れに適した洗剤を正しい濃度で使用しないと、期待する洗浄効果が得られません。まずは、落ちにくい汚れの種類を把握するところから始めましょう。
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<正しい洗浄オペレーション>
作業員への教育や練度が不足しているケースが考えられます。また、外国人作業員に対しては、マニュアルを準備していたとしても、意図が伝わらなかったり、清掃の必要性を理解してもらえなかったりする場合があります。ヒューマンエラーを無くすためにも「誰でも簡単に洗浄できる方法」を用意しなければなりません。
洗剤で作業効率がこんなに違う
食肉加工の現場では、油脂とたんぱく質が複合した汚れが多いので、このような汚れを落とす時は、アルカリ性が強く、次亜塩素酸ナトリウムが配合された洗剤を選定しましょう。ライオンハイジーンがオススメする製品は、高い洗浄力と除菌力を兼ね備えた「リッチフォームMF604」です 。
また、洗浄の時に一緒に活用したいのが「発泡機」です。発泡機は、エアの力を使ってきめ細かい泡を噴霧するので、細かい機械のすき間や壁などの垂直面の汚れにも泡が密着し、擦り洗いをする必要がありません。誰でも簡単な操作でムラなく洗浄できるので、洗浄作業の平準化と効率化が図れます。
「リッチフォームMF604」と「発泡機」を導入することで、洗浄のお悩みを解決しつつ、省力化も可能です。
現場のご担当者に聞きました
リッチフォームMF604を導入した食肉工場の衛生管理や品質管理の担当者に、お話を伺ってみました。
(A社・品質管理部担当者様)
「リッチフォームMF604 を導入したところ、工場内のニオイだけでなく、血液のしつこい汚れが気にならなくなりました。グレーチングも同時にキレイになりました。誰が洗浄を行っても、同じようにキレイになるのがうれしいですね」
(B社・製造部門担当者様)
「リッチフォームMF604と発泡機を使用しています。泡がきめ細かくてすき間まで洗浄できるので、機器を分解しなくてもよくなり、洗浄にかかる時間を短縮することができました。初期コストはかかりましたが、異物混入のリスクも軽減することができました。もっと早く導入すれば良かったと思っています」
ライオンハイジーンからのご提案
ライオンハイジーンでは、食品工場向けに開発された洗浄剤のラインナップの中から、汚れの種類に応じて最適な洗浄剤をご提案します。また、SSOP(衛生標準作業手順書)への落とし込みもサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。