FOOMA JAPAN 2023に出展しました！ | 食品工場のお悩み | 業種別お悩み解決

公開日：2023年7月21日

世界最大級の食品製造総合展に参加

　世界最大級の食品総合展『FOOMA JAPAN 』が2023年6月6日（火）から9日（金）に亘って開催されました。主催の一般社団法人日本食品機械工業会の発表によると、4日間で、のべ106,104名が来場したとのことです。
　海外企業の方の来場も多く、コロナ前の賑わいが戻った印象がありました。ライオンハイジーンは昨年に続き出展し、「The Washing Professionals, LIONHYGIENE」というテーマを掲げ、洗浄のプロとして食品工場の衛生管理に役立つソリューションを展示しました。
本記事ではブースの主な展示内容やセミナーの内容をご来場者さまのレビューとともに詳しく解説いたします。

今年の目玉は「発泡洗浄」

　今年のブースの目玉は、2023年4月に発売した発泡洗浄剤「リッチフォームGB」です。会場では「発泡機NT-A」と組み合わせた発泡洗浄システムとしてデモンストレーションを実施し、来場者の皆さまに泡質や使い勝手の良さなどを実感していただきました。

　「リッチフォームGB」は、良好な泡質で油汚れを落とす効果が高い発泡洗浄剤で、すぐれた除菌力を兼ね備えているのが特長です。油汚れが気になる加熱機器はもちろん、搬送コンベアなどライン全体にも使用できるなど、洗浄と除菌を一度に行うことが可能です。また、誤使用防止の観点から原液を青色にして、現場での視認性を高めています。
関連商品：リッチフォーム各種

　「発泡機NT-A」は、簡単な操作で洗剤を自動希釈しながらリッチな泡で発泡し、誰でも同じように発泡洗浄ができる発泡機です。加工ラインの機器は、コンベアや加工機器など複雑な構造のものばかりといっても過言ではありません。洗浄はしたいけれど、分解はしたくない。そんな時には、隙間に入り込んで留まるような、きめ細かい泡を出せる「発泡機NT-A」を活用すれば、こすり洗いなどの労力も不要で、効率よく洗浄を行うことができます。
おすすめコンテンツ：食品工場内における洗浄作業の効率化について

　多くの食品工場の衛生管理のご担当者の方から「いつも中性洗剤で工場内を洗浄しているせいか、汚れが落ちにくいのが悩みでした。発泡洗浄剤と発泡機を合わせたシステムを、ぜひ試してみたいです（食品加工業）」、「洗浄しても汚れが落ちず、いつもこすり洗いをしています。こんな風に労力がいらない仕組みがあるとは知りませんでした（食肉加工業）」など、たくさんの方から関心が寄せられました。

衛生管理に役立つ除菌洗浄剤を展示

　また、食品工場内の非加熱加工ラインなどを衛生的に保つソリューションとして、除菌洗浄剤の「サニテートS-3」もブースで展示しました。

　除菌洗浄剤とは、食品工場における台所洗剤のような存在です。ただし、洗浄後にアルコール除菌が必要な台所用洗剤とは異なり、除菌洗浄剤は加工ラインの洗浄と除菌を一回で行える点が優れています。特におにぎりの成型やデザートの製造など、加熱による殺菌工程のない加工ラインの洗浄で必要になるため、大量に使用することが前提となっています。その点「サニテートS-3」は高濃縮タイプなので、在庫のスペース削減や交換頻度低減がメリットとして挙げられます。また、誤使用防止の観点から液色を赤色と緑色から選べるようになっています。
　使用する場合は、定量自動希釈装置をご検討ください。ワンタッチ操作で除菌洗浄剤を所定の倍率に自動で希釈。あらかじめ決めた量をシンクに投入することにより、誰でも簡単に洗浄・除菌作業ができます。

「加工品の菌数の制御をさらに強化する必要があるため、ライン洗浄にも力を入れたいと考えていて、除菌力の高い中性の洗剤を探していました。洗浄力も高いということなので、サニテートS-3をテストしてみたいです（食肉加工業）」など、工場の衛生管理のご担当者の方々からお問い合わせをいただいています。

野菜洗浄ソリューションでも新たなトピックス！

　会期中、野菜加工用洗浄についてプレゼンテーションセミナーを開催しました。メインのトピックスは、2023年1月に新発売した、野菜を殺菌する新システム「野菜キレイSaOシステム」です。カット野菜の製造工程の中で、スライス工程はスライサーの刃を介した交差汚染によって菌数制御を難しくする工程として知られています。そこで、オゾン水と専用洗剤をかけ流しながら野菜を殺菌する「野菜キレイSaOシステム」を新提案。野菜の品位を維持しながら菌数を制御する独自の技術を、科学的なエビデンスを交えながら解説しました。